ABOUT

私について

日本生まれ日本育ち、現在はオーストラリア在住の「ちょこまま」です。

水彩、手書きデジタル、写真、またはその組み合わせで作品を作っています。私が育てた草花や蝶、大好きな東大寺正倉院宝物のモチーフなどからインスピレーションを頂いています。

星、月、花火、蛍、光るキノコなど、暗いところで光るものなら何でも好き。天の川やオーロラの写真を撮るのが大好きで、デジタルアートを描くときはしばしば天体写真を組み合わせています。写真を撮りながら星空を見上げていると、なんだか壮大な宇宙と繋がれる気がしてきます。そして自分の悩みなどとてもちっぽけなものに思えてきます。

それから、オーストラリアのノーザンテリトリーで天の川の写真を撮っていた時に出会った天文学者が、不可思議な飛び方をする飛行物体ミンミンライトをしょっちゅう見ると言ってました。いつか私も見たいなあ。

蝶胡摩訶(ちょこまか)について

ちょこまか(蝶胡摩訶)とは、芋虫の時に私が世話したオーストラリアの蝶。なので私はちょこちゃんのママ、ちょこままです。

ちょこまかとの出会いはある晴れた朝。庭の草木に水をやりに行ったときに、柚子の葉っぱの上で赤い角を出して精いっぱい私を威嚇していました。赤い角を出した芋虫。虫がものすごく苦手な私は、100メートルくらい後ずさりをしてから、キッチンバサミを持ち出して芋虫に食べられまくった葉っぱや枝ごと切ってゴミ袋に入れ、その日トラックに持っていかれるであろうゴミ箱にポイしました。

でも、10分くらい、これでよかったのか考えちゃいました。もうすぐトラックにゴミ袋ごと持っていかれる芋虫。思い返せば不思議ですが、朝日を浴びてその芋虫はなぜか七色に美しく光って見えました。そんな生き物をポイするなんてなんだか申し訳なくなってきて、ごみ収集車が来る前に、ごみ箱から救出しました。柚子の葉っぱが入ったゴミ袋を家に持ってきて部屋の中であけたら、そこに緑色の小さな芋虫がいました。あれ、七色じゃなかったっけ・・・?

外に放っておくと毒蜘蛛やトカゲや鳥のような天敵がたくさんいるので、家の中で世話することにしました。柚子の葉を入れる水差しを買ってきて、動き回る芋虫が逃げないように(まちがって人間に踏まれたりしないため)段ボールでお家も作ってあげました。

芋虫は葉っぱから葉っぱへ、枝から枝へと動き回って沢山葉っぱを食べていました。そうでないときはお気に入りの葉っぱの上でお昼寝。なので、名前を「ちょこまか」にしました。ちょこまか、というのはせわしなく動き回る、ってことです(他言語の自動翻訳を読んでる人用の解説・・・汗)。やがてちょこまかはある夜、蛹になるための場所を探して更にちょこまか動き回り始めました。そして安全と思われる場所を見つけ、絹のような糸をたくさん出して前蛹になりました。それから蛹になり、その中で奇跡のような変容を遂げていました。蛹になってからも、箱の中の温度や湿度などちょうどいいように毎日、管理を欠かしませんでした。普段仕事があるので、「蝶になって出てくるのは仕事がお休みの金曜日にしてね」と蛹の中のちょこちゃんによく語りかけていました。

そして蛹になってから3週間後の金曜日の朝、ちょこまかは大きな美しい黒い蝶になりました。オーストラリアの暖かいところにいるOrchard Swallowtail Butterfly(オーチャード・スワローテイル・バタフライ)という揚羽蝶の仲間です。羽の模様から男の子の蝶だということもわかりました。その時、平仮名の名前だった「ちょこまか」は漢字の「蝶胡摩訶」に昇格しました。羽を広げ、乾かすこと2時間ほど。そして蝶胡摩訶は私たちの元から飛び立ちました。ついさっき蛹から出てきたとは思えないほどすごいスピードで飛ぶ大きな美しい蝶。その飛び方はほんとうにツバメ(Swallow)のようでした。蝶になったらすぐに行ってしまうなんて寂しいな、と思っていると、最後に一度だけ私のもとに戻ってきて、そして飛び去って行きました。

蝶胡摩訶は私自身の変容の象徴。夢を叶えたいと願う私のもとに来てくれたメッセンジャーのような蝶でした。なので、このアトリエのロゴは、蛹から出てきたばかりの、例えようもなく美しかった蝶胡摩訶です。 

このアトリエの名前について

荘子の「胡蝶の夢」の話はご存じの方は多いと思います。「夢の中の自分が現実か、現実のほうが夢なのか」というアレです。この宇宙もシミュレーション、または行ったり来たりできるマルチバースなんて話もありますが、人生は蝶が見る夢の一つかもしれない、なんて考えたら詩的ですよね。

私も色んな国に行ったり住んだりする度、新しく出会った人々と関係を築いていく度に、また別の夢を見ているような気分になります。そんな時に蝶胡摩訶に出会いました。お昼寝が大好きだった蝶胡摩訶はどんな夢を見たのでしょう。もしかしたらちょこちゃんの見る夢が私の人生かもしれない。

蝶が奇跡の変貌を遂げるように、私もなりたかった自分になれるよう、そして私の作品を手に取ってくださるあなたの人生にも素晴らしい変化が訪れ、あなたの日常に美と詩情をとりいれられるように願いを込めて、このサイトのドメインは、Rêves de Papillon(フランス語で「蝶の夢」)、そしてこのサイト名は世界中の人に見てもらえるように、英語で、Atelier Dreaming Butterfly(アトリエ蝶の夢)にしました。